講座「今比丘尼が絵解く曼荼羅図」

■開催日時

平成30年10月7日(日)午前11時~正午 、午後1時~2時

■開催場所

 三重県立熊野古道センター(尾鷲市向井12-4) 展示棟ロビー

■内容

中世から近世にかけ、地獄極楽の絵解きをしながら、熊野三所権現勧進や布教のため諸国を歩いた尼僧の熊野比丘尼。絵解きとは、絵画の内容を口頭で解説することです。比丘尼たちは独自の語り口で、聴衆を引きこむ工夫をしていたことでしょう。また、聴き入る人々は、それぞれの物語のイメージを膨らませて聴いていたことでしょう。本講座では、今比丘尼という形態で曼荼羅図の絵解きをおこない、当時の絵解きの様子を再現します。絵解きをおこなう曼荼羅図は、人間の一生と死後の世界を描いた「熊野観心十界図」と那智大社を旅人に重ねて解説する「那智参詣曼荼羅図」で、熊野比丘尼に扮して絵解き実演します。実演は新宮市観光ガイドの会所属会員で 、開催月に1人の会員を派遣していただきます。

【スケジュール予定】
 11:00~12:00 「那智参詣曼荼羅図」と「熊野観心十界図」をそれぞれ1回絵解き実演
 13:00~14:00 同上
料 金】無料
【定 員】30名程度
【講 師】玉置 仁美氏(新宮市観光ガイドの会)